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<title>読書感想文の書き方</title>
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<description>読書感想文の書き方やおすすめの本を紹介しています。</description>
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<title>あらすじをだらだら書くことはしない</title>
<description>読書感想文というのは、文字通り読書をした感想を書くものです。感想ですから、正しいとか間違っているとかいう評価はまず横においておきましょう。あらすじというのは感想ではありません。話がどのように展開したかというのは、極論をいうと読書感想文には関係ないことなのです。あなたがその本を読んでどう思ったかということを書くのが読書感想文だからです。あらすじを書きたくなる気持ちは、人に説明したくなる気持ちと似たようなものがあるかもしれませんが、ほかの人にわざわざ教えることはないのです。読書感...</description>
<dc:subject>読書感想文の書き方</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2010-04-24T09:07:27+09:00</dc:date>
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読書感想文というのは、文字通り読書をした感想を書くものです。<br /><br />感想ですから、正しいとか間違っているとかいう評価はまず横においておきましょう。<br /><br />あらすじというのは感想ではありません。<br /><br />話がどのように展開したかというのは、極論をいうと読書感想文には関係ないことなのです。<br /><br />あなたがその本を読んでどう思ったかということを書くのが読書感想文だからです。<br /><br />あらすじを書きたくなる気持ちは、人に説明したくなる気持ちと似たようなものがあるかもしれませんが、ほかの人にわざわざ教えることはないのです。<br /><br />読書感想文を書こうというような本を読んでいない方が悪いのです。<br /><br />ですから、あなたの感想を書きましょう。<br /><br />あらすじは必要のないことです。<br /><br />本を読んであなたが想像したり感じたりした気持ちを文章にするのが、読書感想文です。<br /><br /><a name="more"></a>

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<title>読みやすい字で書く</title>
<description>読書感想文の評価を下す人は、文字通りその読書感想文を読む人です。本来ならば、内容だけを加味できればよいのですが、なかなかそうもいきません。（この点ワープロ原稿提出の場合はかなり救われる面があります）読む人も人間ですから、あまりたくさんのものを読んでいるのは飽きますし、またつまらないものをいくつも読みたくないというのが人情なのです。内容の如何は学力やテクニックによるところが多いのでなかなか急に上達することは難しいのですが、ひとつだけなんとかなるものがあります。それは字です。日本...</description>
<dc:subject>高得点のポイント</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2010-04-24T09:01:00+09:00</dc:date>
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読書感想文の評価を下す人は、文字通りその読書感想文を読む人です。<br /><br />本来ならば、内容だけを加味できればよいのですが、なかなかそうもいきません。（この点ワープロ原稿提出の場合はかなり救われる面があります）<br /><br />読む人も人間ですから、あまりたくさんのものを読んでいるのは飽きますし、またつまらないものをいくつも読みたくないというのが人情なのです。<br /><br />内容の如何は学力やテクニックによるところが多いのでなかなか急に上達することは難しいのですが、ひとつだけなんとかなるものがあります。<br /><br />それは字です。<br /><br />日本人の場合、字のうまい下手というのは結構問題視されるのですが、字が上手だとかヘタだとかいう以前に、よみやすい文字かどうかを念頭に置きましょう。<br /><br />これは決して読みやすい＝字がうまいということではありません。<br /><br />字はそれほどうまくなくても、字を大きめに書く（コレ重要）、丁寧に書く、楷書で書く、これらを守るだけでかなり見栄えが違います。<br /><br />読む方も字がぐちゃぐちゃしていて読みにくいものは内容がよくても第一印象がよくありません。<br /><br />マスにきちっと楷書で濃い字で丁寧に書いてあるだけで、評価はぐんとあがるのです。<br /><br />薄くて小さな字でぐちゃぐちゃ書いてある読書感想文ほど高得点は望みにくいのです。<br /><a name="more"></a>

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<title>接続詞「そして」の使い方</title>
<description>読書感想文で高得点を狙うなら、もちろん内容の優秀さも必要ですが、意外と見逃してしまうのが接続詞です。接続詞というのは、文と文、または文章と文章をつなげる役割をする品詞で、「そして」「しかし」「また」「だが」「だから」などが代表例です。この中で一番使い方が難しいのは「そして」だと思います。作文が下手な人は「そして」という接続詞を頻繁に使います。書いているときには気がつかなくても、「そして」という接続詞が多い文章（会話でもそうですが）は、「だからなんなんだ！！」とツッコミを入れた...</description>
<dc:subject>高得点のポイント</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-07-04T04:04:32+09:00</dc:date>
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読書感想文で高得点を狙うなら、もちろん内容の優秀さも必要ですが、意外と見逃してしまうのが接続詞です。<br /><br /><br />接続詞というのは、文と文、または文章と文章をつなげる役割をする品詞で、「そして」「しかし」「また」「だが」「だから」などが代表例です。<br /><br /><br />この中で一番使い方が難しいのは「そして」だと思います。<br /><br /><br />作文が下手な人は「そして」という接続詞を頻繁に使います。<br /><br /><br />書いているときには気がつかなくても、「そして」という接続詞が多い文章（会話でもそうですが）は、「だからなんなんだ！！」とツッコミを入れたくなるくらい気に障るものなのです。<br /><br /><br />読書感想文を読む側としては、もちろん結論までにいたる過程も重視しますが、何十人分もの感想文を読む人間としては、それだけでイライラしているので（おそらく）、「そして」ばかりが連発されると、最後まで読む気が失せてしまうのです。<br /><br /><br />魅力的な読書感想文を書こうと思ったら、同じ接続詞を頻繁に使うのはやめましょう。<br /><br /><br />どうしても同じ接続詞の数が多くなりそうならば、類似の接続詞等を使うことをおすすめします。<br /><br /><br />「そして」ならば「そうしているうちに○○は××するはめになったわけだが……」などとごまかせば大丈夫です。<br /><br /><br />ごまかすためにはたくさんの接続詞や、その他の日本語の単語を知っていなければなりませんので、日頃から気をつけて文章を読むようにしてみてください。<br /><br /><br />別に新聞の社説やコラムや論説文を読めと言っているわけではありません。<br /><br /><br />国語の教科書で十分です。<br /><br /><br />退屈な国語の授業も、目的を持って文章を読むことによって、２倍にも３倍にも活用することができます。<br /><br /><br />それくらい、日本の国語の教科書は優秀に作られているのです。<br /><br /><br />あとは、普段から正しい日本語を使うように心がければ、読書感想文のほか、およそ作文といわれるものは全く恐れるに足らないものになるでしょう。<a name="more"></a>

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<title>オススメ・スポンサーサイト「Mac データ 救出」</title>
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<title>太宰治について</title>
<description>太宰治は桜桃という短編を書いている。一見すると単純な話である。有名な「お乳とお乳のあいだに、……涙の谷……」という有名な文章が出てくる作品である。しかしながら太宰治という作家の小説は、かなり好き嫌いがはっきりしてしまうらしいので、大人でもこの作品を知らない人は結構いるのではないかと思う。つまり、太宰治の小説というのは「リズムが合わないから絶対に読まない」という人と、「大好きで何度でも読み返してしまう」という人に分かれる傾向になりがちなのある。その原因としては、太宰治がこんなに...</description>
<dc:subject>高得点のポイント</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-07-03T08:51:21+09:00</dc:date>
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太宰治は桜桃という短編を書いている。一見すると単純な話である。<br /><br /><br />有名な「お乳とお乳のあいだに、……涙の谷……」という有名な文章が出てくる作品である。<br /><br /><br />しかしながら太宰治という作家の小説は、かなり好き嫌いがはっきりしてしまうらしいので、大人でもこの作品を知らない人は結構いるのではないかと思う。<br /><br /><br />つまり、太宰治の小説というのは「リズムが合わないから絶対に読まない」という人と、「大好きで何度でも読み返してしまう」という人に分かれる傾向になりがちなのある。<br /><br /><br />その原因としては、太宰治がこんなに有名な作家であるにも関わらず、学校の教科書には<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E8%B5%B0%E3%82%8C%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%80%80%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB&tag=suikei-22&index=books&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">走れメロス</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />か、せいぜい<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E6%B4%A5%E8%BB%BD%E3%80%80%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB&tag=suikei-22&index=books&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">津軽</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />くらいしか掲載されることがないので、なじみがないということもあるかもしれない。<br /><br /><br />そして、なんといっても、太宰治に関しては、俗的なゴシップのようなことばかりが誇大化されてしまい、作品を読んでみようという気持ちが萎えてしまうということもあるような気がする。<br /><br /><br />確かに作家のバックグラウンドなどは、ある程度知識として持っていることが必要だし、知っていた方が作品を読みやすいかもしれないけれど、それに振り回されてしまっては本末転倒なのである。<br /><br /><br />そして、国語の時間に習ったから、走れメロスで読書感想文書こうとお思う人もいるかもしれない。<br /><br /><br />だが、ひとつ忠告しておきたいのは、教科書は抜粋された文章（つまり解説しやすい箇所とか有名な箇所）が掲載されていることが多く、それを読んだとしても作品の全体像はとらえられないのだ。<br /><br /><br />だから、教科書に掲載されている文章を題材に読書感想文を書こうと思ったら、きちんと書籍で全文を読まなければならない。<br /><br /><br />読書感想文を採点する教師は、有名な作品のあらすじくらいは知っているはずだから、生徒があらすじとか抜粋とかの文章で安易に書かれた読書感想文などは簡単に見破ってしまう。<br /><br /><br />そうなったら、最悪の場合「本を読んでない」という評価を下されて、点数もかなり低いものになっても文句がいえない。（もしくは「書き直し」を余儀なくされることもある）<br /><br /><br />読書感想文で高得点を取りたいならば、まずはきちんと本を読むことである。<br /><br /><br />これが一番大切なことであり、読書感想文を書く際の第一歩である。<br /><br /><br />いいなあと思った本を読んでもなかなか予想と違って読み込めないこともある。それでもよいのである。<br /><br /><br />また、どうしても内容を読み込めない、というときに簡易なあらすじにをいったん読んでみてから再び読み返すことには意義があると思う。<br /><br /><br />逆に、あらすじや抜粋文を読んでみてから、「これは面白そうだな」と思ってきちんと本を読むのは別に悪いことではない。<br /><br /><br />有名な作品のちょっとしたあらすじなどは、国語便覧に載っているので、そういったものを参考にするのもよいでしょう。<br /><br /><br />べつに太宰治が他の作家よりも優れていると言っているのではありません。<br /><br /><br />例として、一番挙げやすかったので太宰について書いただけです。<br /><br /><br />こういった作家は、ほかに志賀直哉、安部公房、坂口安吾、夏目漱石、芥川龍之介、宮沢賢治などがあげられるかもしれません。あくまでも私の個人的な意見ですが。<a name="more"></a>

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<title>人間失格で読書感想文を書く場合</title>
<description>太宰治の人間失格の文庫が、角川文庫と集英社で夏の特別バージョンかと思われる表紙で人気を集めている。表紙に惹かれて、それまで太宰の「だ」の字にも興味を示したことのない人たちが、人間失格を題材として読書感想文を書きたがる気持ちは分かる。購入動機の善し悪しは別にして、文学作品を読むことは大変よいことである。改めて言っておく。太宰治の人間失格は文学作品である。決して自伝ではない。そこのところを間違うと、とんでもないことになるので、よくそのことを頭に入れておくことが肝要である。たしかに...</description>
<dc:subject>読書感想文の書き方</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-07-03T07:08:40+09:00</dc:date>
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太宰治の人間失格の文庫が、角川文庫と集英社で夏の特別バージョンかと思われる表紙で人気を集めている。<br /><br /><br />表紙に惹かれて、それまで太宰の「だ」の字にも興味を示したことのない人たちが、人間失格を題材として読書感想文を書きたがる気持ちは分かる。<br /><br /><br />購入動機の善し悪しは別にして、文学作品を読むことは大変よいことである。<br /><br /><br />改めて言っておく。<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%A4%B1%E6%A0%BC%E3%80%80%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB&tag=suikei-22&index=books&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">太宰治</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />の<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB%E3%80%80%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%A4%B1%E6%A0%BC&tag=suikei-22&index=blended&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">人間失格</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />は文学作品である。決して自伝ではない。そこのところを間違うと、とんでもないことになるので、よくそのことを頭に入れておくことが肝要である。<br /><br /><br />たしかに自伝的要素は見受けられるし、私小説的な要素も見受けられるかもしれない。<br /><br /><br />しかしながら、あくまでも小説である。しかも小説の構造としては、「入れ子」になっている。<br /><br /><br />まず、この人間失格という作品で読書感想文を書こうと思ったら、太宰の個人的な過去とかバックボーンはとりあえずおいておこう。<br /><br /><br />ふつうの小説として、文学作品として、夏目漱石や、芥川龍之介の作品を読むときと同じように読もう。<br /><br /><br />それと、これはあくまで個人的な意見なのだが、高校生ならばともかく、中学生がこの作品で読書感想文を書くのはかなり難解だと思う。そもそも、作品を読み込めないのではないかという疑念がある。このあたりは、個人的な読解能力によるので、一概には言えないが。<br /><br /><br />とりあえず、太宰治の人間失格という作品で読書感想文を書く際のポイントとなる事項を以下にあげていく。<br /><br /><br />あくまでもこれは私感なので、すべてが正しいというわけではない。<br /><br /><br />そのあたりの、完璧な正しさを求めるならば、太宰治の研究をしている学者の書籍なり、サイトなりを参考にしていただきたい。<br /><br /><br />ポイント１<br />人間失格という作品は「入れ子」構造になっていると先述した通り、登場人物の「私」が「葉蔵」の書いた日記を読むという体裁をとっている。そして、その日記は「葉蔵が出入りしていた店の女主人」のところに送られてきたものである。<br /><br /><br />ポイント２<br />葉蔵の日記自体は３部構成になっている。<br /><br />第一部幼年時代<br />第二部中学時代から高等学校時代にかけて<br />第三部高等学校を追放されたあと<br /><br /><br />ポイント３<br />第一部の幼年時代について<br /><br />「恥の多い生涯を送ってきた」という有名な言葉から始まる。<br /><br />いったいなにが葉蔵にとっての「恥」だったのか。まず、それを考えながら読んでいく。<br /><br />そして、裕福な家庭に育った葉蔵は「空腹すら知らなかった」幼年時代を送るのだが、彼にとっては人間の営みというものがよくわからない。<br /><br />いってみれば、自分の幸福の観念と、世の中の幸福の観念が食い違っているとでもいえばよいのだろうか。そのことに大変な不安を持つのである。<br /><br />不安というのは、内容はどうであれ子供がよく持つものであるが、ワーッと遊びに出てしまうと忘れてしまうことが多い。<br /><br />しかし、葉蔵の不安はそんなものではなく、その不安のために夜も眠れず気がふれかけるようなものである。<br /><br /><br />ポイント４<br />不安と恐怖は幼年時代の葉蔵をおびやかす。葉蔵はなんとかそれから逃げようと、その方法を考える。<br /><br />そしてその方法が「道化（どうげ）」であった。道下師といえばピエロのことである。つまり、おどけた楽天家として、ときには変人として行動することにする。<br /><br />しかし、それは「装って」いるものであるから、イコール人を欺いていたわけである。<br /><br />ちょっと、そのあたりのことを考えてもらいたい。<br /><br />子供が、不安と恐怖にさいなまれ、ピエロとして朝から晩まで人を欺いている。どう考えても普通ではない。普通であれば、どこかでほころびが出るか、ピエロを演じる事自体に疲れたり、かなしくなったりはしないだろうか。<br /><br />しかも、作品を読み続ければ分かるが、ピエロとして振る舞ったのはどうも幼年時代だけではないようなのである。<br /><br /><br />ポイント５<br />中学に入っても相変わら道化を続けていた葉蔵だが、その葉蔵に一大事件が起こる。<br /><br />それまでだれにも見破られなかった、親兄弟にも見破られなかったのに、葉蔵の道化を見破る人間が現れるのである。<br /><br />しかも、決して賢いとか利発とはいえない竹一という少年だった。<br /><br />このときの葉蔵がどれくらい恐怖に打ちひしがれたか、それを考えてみることは重要である。<br /><br />葉蔵は「震撼」という言葉を使って、そのときの気持ちを表している。この「震撼」の言葉の意味は重い。国語辞書に載っている意味以上のものがあると考えられないだろうか。<br /><br />葉蔵は自分の道化を見破った竹一を避けるどころか、逆に近づいて手なづけてしまう。<br /><br />この行動の意味は何を示しているのか。それを考えてみよう。<br /><br /><br />ポイント６<br />上京し、高等学校に入学した葉蔵は、画学生の堀木と知り合う。堀木とはかなり長い付き合いになる。<br /><br />しかし、堀木はどうも葉蔵を利用価値を見いだしただけで、けっして友人ではなかったと思われる。<br /><br />このあたりから葉蔵の人生が下り坂になっていくような気がするのだが、それと堀木には関係があるのかないのか、そのあたりも読み込んでみよう。<br /><br /><br />ポイント７<br />第三の手記<br />事件を起こした葉蔵は高等学校を追放になってしまう。家からも勘当されてしまう。<br /><br />堀木の下宿で、シヅ子という子持ちの雑誌記者の女性と知り合い、一緒に暮らし始める。<br /><br />シヅ子の娘にも葉蔵はなつかれ、「おとうちゃん」と呼ばれるような関係になるのだが、あるとき幼いシズ子の娘は悪気もなく本音を言ってしまう。<br /><br />幼女には悪気がないから、その言葉は大変に重い。<br /><br /><br />ポイント８<br />シヅ子たちの生活を壊してしまうのではないかと思った葉蔵は、シヅ子のアパートを出て、行きつけの店の女店主のところに転がり込む。<br /><br />そこで、雑用などをこなしながら、漫画のようなものを書いて生活していた。<br /><br />店の向かい側にはヨシ子という看板娘のいる店があり、縁あって、ヨシ子を内縁の妻にする。内縁というのは、役所に届けを出さず、法的な籍を入れずに夫婦として暮らすことである。<br /><br />ヨシ子は人を信じる天才だった。人間の悪意など彼女の頭の中には存在しないようである。<br /><br />葉蔵はこまごまとした漫画を書きながら、糊口を凌いでいたので、出版社の人間が家に出入りすることもあった。<br /><br />ある日、堀木が葉蔵を訪ねて来、二人でアパートの屋上にいって夕涼みをしている間、部屋にある出版社の男性が訪れた。<br /><br />「ヨシ子が空豆を煮ている」という言葉を葉蔵から聞き、空豆をとりに部屋におりていった堀木は、出版社の男性とシヅ子との衝撃的な場面に遭遇してしまう。<br /><br />しかも、それを止めに入るではなく、葉蔵をわざわざ呼びにいったため、葉蔵もそれを目撃することになる。<br /><br />結局、それが引き金となって、葉蔵の生活は乱れ、再び事件を起こす。<br /><br />堀木と、葉蔵の父が議員であったときの太鼓持ちをしていたヒラメとよばれる男性によって、葉蔵は入院させられてしまう。<br /><br /><br />ポイント９<br />「人間、失格。もはや、自分は完全に、人間でなくなりました。」という、これまた有名なことばで葉蔵の手記は終わっていた。<br /><br />葉蔵は今も病院で療養生活を送っている。<br /><br />「私」は店の女主人からこの手記を見せられて読んだのだ。<br /><br />しかしながら、女主人は葉蔵のことを「神様みたいないい子でした」と表現するのだった。<br /><br /><br />ポイント１０<br />この作品の論点をあげるとすれば以下のようになるだろう<br /><br />１「世間」とはなにか<br />２　なにを以てして「人間失格」というのか<br />３　葉蔵は「人間失格」なのか<br />４　葉蔵は特別（異常）な人間なのか<br />５　女主人の「神様みたいな子でした」という言葉の意味<br />６　「恥の多い生涯」の「恥」とはなんなのか<br /><br />この６つの論点を（もしくはこのうちのいくつかを）柱にして、読み込み、気がついたところをメモしながら読んでいくと、自分の「感想」というものが浮き上がってくると思う。<br /><br /><br />ただ、何度も言うけれど、作品としては中編くらいの長さだし、それほど読みにくいわけではない。<br /><br /><br />だからといって、一度読んで自分の考えをまとめるのは至難の業だと思う。<br /><br /><br />気になったところだけでも何度か読んでいると、だんだん霧の中から作品の本質が浮き上がってくるのがわかると思う。<br /><br /><br />そこまで分かれば、すくなくとも「ヤバい作品」「危ない作品」などという感想は出ないと思うのだが……。いかがなものだろうか。<br /><br /><br />私個人としては、過去の価値観がゆらぎ、圧倒されるくらいの偉大な作品だと思っています。<br /><br /><br />これほどの作品に巡り会ったことを幸運に考えて読んでみてください。<br /><br /><br />私のこの記事を最後まで読めた人ならば、大丈夫、すくなくとも及第点の読書感想文は書けます。<br /><br /><br /><br />書籍紹介<br /><br />これが松山ケンイチ氏が表紙を飾る角川文庫版です<br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041099129/suikei-22/" target="_top">人間失格,桜桃 新装版 (角川文庫 た 1-5)</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041099129/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41WrRjEFzxL._SL160_.jpg" border="0" alt="人間失格,桜桃 新装版 (角川文庫 た 1-5)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">太宰 治<br /><br /><strong>おすすめ平均</strong> <img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" /><br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />作者の繊細さ<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />新鮮な気持ちで<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041099129/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table>　　　<br /><br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%80%E5%B0%8F%E7%95%91%E5%81%A5&tag=suikei-22&index=blended&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">デスノート</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />の小畑健氏のイラストが表紙を飾る集英社文庫版です<br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087520013/suikei-22/" target="_top">人間失格 (集英社文庫)</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087520013/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51NpOva7zSL._SL160_.jpg" border="0" alt="人間失格 (集英社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">太宰 治<br /><br /><strong>おすすめ平均</strong> <img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" /><br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="stars" />自分自身を感じること<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-3-0.gif" alt="stars" />表紙について<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />買って損なし、読んで損なし。<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-1-0.gif" alt="stars" />最低だよ<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-3-0.gif" alt="stars" />まだまだわかりません<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087520013/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><br />これは新潮文庫版です。いわゆるどこの本屋さんにも置いてあるオーソドックスな本です。<br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101006059/suikei-22/" target="_top">人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101006059/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41kgU11gj9L._SL160_.jpg" border="0" alt="人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">太宰 治<br /><br /><strong>おすすめ平均</strong> <img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-5.gif" /><br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />太宰治は俺を怒らせた<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-3-0.gif" alt="stars" />地獄・餓鬼・畜生<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />歌にたとえるなら、――「サウンド・オブ・サイレンス」<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />試金石<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />どんな思想書や哲学書よりも重くて、生きる知恵を与えてくれる<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101006059/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><br />マンガ版も集英社インターナショナルから出版されているのですが、これだけを読んで読書感想文を書いたところで、採点する先生にはばれてしまうでしょう。<br />読むにしても、参考程度、あるいはちゃんとした文章を読む前に、ざっと筋をとらえるために読むくらいでちょうどいいでしょう。<br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578104/suikei-22/" target="_top">人間失格 (まんがで読破)</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578104/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51BO41FNkcL._SL160_.jpg" border="0" alt="人間失格 (まんがで読破)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">太宰 治<br /><br /><strong>おすすめ平均</strong> <img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-3-5.gif" /><br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="stars" />原作は読めませんでしたが、本書では完読しました<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="stars" />既読の方にも未読の方にもおすすめです<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-1-0.gif" alt="stars" />読破？<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="stars" />とっつきづらい名作はまず漫画から入る！、オススメです。<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />大人も読むといいかも<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578104/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" 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<dc:date>2008-07-03T07:08:40+09:00</dc:date>
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<title>桜桃 太宰治</title>
<description>桜桃は太宰治の短編である。短編だし、話も淡々と進んでいくので大変に読みやすい。太宰自身のことを書いたものなのかとも思えるのだが、一応ひとつの小説になっている限り、これはフィクションであると思って読んだ方が無難だと思う。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー桜桃のあらすじ子よりも親が大事。という一文でこの小説は始まる。主人公（太宰は）三畳間で妻子と食事をしている。つまり、三畳間に主人公とその妻、長女、次女、長男が集まって食事をしているのである。食事の最中...</description>
<dc:subject>おすすめの本（国内の作品）</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-07-03T06:18:05+09:00</dc:date>
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桜桃は太宰治の短編である。<br /><br /><br />短編だし、話も淡々と進んでいくので大変に読みやすい。<br /><br /><br />太宰自身のことを書いたものなのかとも思えるのだが、一応ひとつの小説になっている限り、これはフィクションであると思って読んだ方が無難だと思う。<br /><br /><br />ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br /><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E6%A1%9C%E6%A1%83%E3%80%80%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB%E3%80%80&tag=suikei-22&index=books&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">桜桃</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />のあらすじ<br /><br /><br />子よりも親が大事。という一文でこの小説は始まる。<br /><br /><br />主人公（太宰は）三畳間で妻子と食事をしている。<br /><br /><br />つまり、三畳間に主人公とその妻、長女、次女、長男が集まって食事をしているのである。<br /><br /><br />食事の最中、主人公はなんども鼻にかいた汗をぬぐう。それを指摘した妻に対しても、どこに一番汗をかくかと尋ねる。<br /><br /><br />主人公の妻は「お乳とお乳の間の涙の谷」と答える。<br /><br /><br />長女は７歳、長男は４歳、次女は生まれたばかりの１歳であるから、妻は、生まれたばかりの次女に乳を含ませながら、主人公と二人の子供の給仕をしているわけである。<br /><br /><br />その忙しなさに、主人公は「誰か人を雇う」ことをすすめる。妻は「なかなか来てくれる人もありませんから」と答えるのだが、それに対して主人公は「来てくれる人がないのではなく、いてくれる人がないのだろう」という言葉で、妻の人を使う能力があたかも低いかのようにあしらうのだった。<br /><br /><br />主人公は小説家なので、今夜中に仕上げなければならない仕事を抱えている。しかし、妻も妹の見舞いに行きたい。妻の妹は重病なのである。<br /><br /><br />妻が妹の見舞いに出かけるということは、一番したの子以外の面倒を主人公が見ていなければならないということである。一番したの子は妻がおんぶしていく。<br /><br /><br />そう考えた主人公は再び「人を雇っては……」と考えるのであった。主人公は自分で布団をあげたり配給のことなんかは全く関知しない、つまり家事については全くの無能だったからだ。<br /><br /><br />長女と次女は体調をくずしやすいけれど、とりあえず人並みだと主人公は考えている。<br /><br /><br />しかし四歳になる長男は言葉がまだ話せなかった。それどころか立って歩くこともできず、はいはいをしている状態だった。しかし、そのことについて夫婦で話し合うことはない。<br /><br /><br />主人公は、この長男が、ただ発達の遅れているだけの状態で、そのうちほかの普通の子と同じになればいいと思っている。自分たちの心配が杞憂であればよいと願っているのである。そして、母親は時々この長男をぎゅっと抱きしめるのだった。<br /><br /><br />主人公の妻は精一杯生きている。しかし主人公も精一杯生きているのだ。あまりたくさん書ける小説家ではなく、極度の小心者であるからやけ酒を飲む。<br /><br /><br />家族のために、もうすこしましな家に引っ越してあげたいと思うが、今のこの状態が、主人公にとっては精一杯なのである。母親のみならず、父親（主人公）もやはり精一杯生きているのだが、ほかのことには手が回らない。<br /><br /><br />生きるということは大変なことだと主人公は思う。<br /><br /><br />生きるということはあちこちから鎖がからまっていて、少しでも動くと血が噴き出すと考える。<br /><br /><br />もうここまで追いつめられた主人公はもはや仕事のことなど考えられない。<br /><br /><br />主人公は六畳間の机の引き出しから稿料の入っている封筒を取り出し袂に突っ込むと外に出て行く。<br /><br /><br />店にいくと桜桃が出される。<br /><br /><br />主人公の家では子供たちに贅沢なものは食べさせない。だからおそらく桜桃を見たこともない。食べさせたら喜ぶだろうと主人公は考える。桜桃のつるを糸でつないだら、珊瑚の首飾りのように見えるだろうとも思う。<br /><br /><br />しかし親は子よりも弱い。だから子よりも親が大事なのだ。<br /><br /><br />主人公はきわめてまずそうに桜桃を食べ、その種を吐き出し、心の中では虚勢のように、子よりも親の方が大事と思うのだった。<br /><br /><br />＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br /><br />この小説を読むポイントは３つにしぼられると思う。<br /><br />ひとつは、主人公の妻が言った「涙の谷」の意味合い。<br /><br />そしてふたつめは「子よりも親が大事」の意味。<br /><br />三つ目は小説全体を通しての長男の役割。または家族の捉え方と言ってもいいかもしれない。特に桜桃を珊瑚の首飾りになぞえる主人公をどのように読み込むか。<br /><br /><br />これらはあくまでも私見なのだが、当たらずとも遠からじという気がする。<br /><br /><br />桜桃が収録されている一般的な文庫としては、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041099129?ie=UTF8&tag=suikei-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4041099129">人間失格,桜桃 新装版 (角川文庫 た 1-5)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&l=as2&o=9&a=4041099129" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />が有名で安価。<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167151111?ie=UTF8&tag=suikei-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4167151111">斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&l=as2&o=9&a=4167151111" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />も走れメロスが収録されている点ではおすすめ。<a name="more"></a>

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<title>山本有三ふるさと記念館</title>
<description>山本有三ふるさと記念館は栃木県栃木市にあります。大きな地図で見る大通り沿いにこんな垂れ幕（？）があるので、すぐに分かります。これが休館日と開館時間、それから入場料ですねこんな表札もあります。でも、あんまり目立たないな。山本有三という作家の説明とか、記念館についての説明が書いてありますちょうど上の説明の下あたりに、生誕の地の小さな碑があります内部はいろいろと工夫がこらしてあるようで、路傍の石の主人公である吾一の部屋なんてものもあるようですお近くにお出かけの際は、ちょっと寄ってみ...</description>
<dc:subject>おすすめの本（国内の作品）</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-06-01T17:30:59+09:00</dc:date>
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山本有三ふるさと記念館は栃木県栃木市にあります。<br /><br /><iframe width="425" height="350" frameborder="0" scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://maps.google.co.jp/maps?q=%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E6%9C%89%E4%B8%89%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8&amp;ie=UTF8&amp;ll=36.390542,139.738626&amp;spn=0.007411,0.014184&amp;z=14&amp;iwloc=A&amp;cid=36381036,139734379,6032896611728963755&amp;output=embed&amp;s=AARTsJrvUwsYLCpM-sT3u9oFos4lC9bBPw"></iframe><br /><small><a href="http://maps.google.co.jp/maps?q=%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E6%9C%89%E4%B8%89%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8&amp;ie=UTF8&amp;ll=36.390542,139.738626&amp;spn=0.007411,0.014184&amp;z=14&amp;iwloc=A&amp;cid=36381036,139734379,6032896611728963755&amp;source=embed" style="color:#0000FF;text-align:left">大きな地図で見る</a></small><br /><br /><br />大通り沿いにこんな垂れ幕（？）があるので、すぐに分かります。<br /><br /><img src="http://tetsugakusurukaineko.up.seesaa.net/image/B0ECCCDCA4C7CAACA4ABA4EBBFE2A4ECCBEB.jpg" alt="一目で分かる垂れ幕.jpg" width="240" height="320" border="0" /><br /><br /><br /><br />これが休館日と開館時間、それから入場料ですね<br /><br /><img src="http://tetsugakusurukaineko.up.seesaa.net/image/BBB3CBDCCDADBBB0B5ADC7B0B4DBBBFEB4D6CEC1B6E2.jpg" alt="山本有三記念館時間料金.jpg" width="240" height="320" border="0" /><br /><br /><br /><br />こんな表札もあります。でも、あんまり目立たないな。<br /><br /><img src="http://tetsugakusurukaineko.up.seesaa.net/image/BBB3CBDCCDADBBB0B5ADC7B0B4DBC9BDBBA5.jpg" alt="山本有三記念館表札.jpg" width="240" height="320" border="0" /><br /><br /><br /><br />山本有三という作家の説明とか、記念館についての説明が書いてあります<br /><br /><img src="http://tetsugakusurukaineko.up.seesaa.net/image/BBF1CEC1B4DBA4CEC0E2CCC0.jpg" alt="資料館の説明.jpg" width="240" height="320" border="0" /><br /><br /><br /><br />ちょうど上の説明の下あたりに、生誕の地の小さな碑があります<br /><br /><img src="http://tetsugakusurukaineko.up.seesaa.net/image/C0B8C3C2A4CEC3CFA4CEC0D0.jpg" alt="生誕の地の石.jpg" width="240" height="320" border="0" /><br /><br /><br />内部はいろいろと工夫がこらしてあるようで、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E8%B7%AF%E5%82%8D%E3%81%AE%E7%9F%B3&tag=suikei-22&index=books&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">路傍の石</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />の主人公である吾一の部屋なんてものもあるようです<br /><br /><br />お近くにお出かけの際は、ちょっと寄ってみてはいかがでしょうか？<br /><br /><br />いろんなものを見たり読んだりすると、イマジネーションもふくらんで、読書感想文も書きやすくなると思いますよ。<br /><br /><br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101060096/suikei-22/" target="_top">路傍の石 (新潮文庫)</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101060096/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/512941Z36YL._SL160_.jpg" border="0" alt="路傍の石 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">山本 有三<br /><br /><strong>おすすめ平均</strong> <img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" /><br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />考えさせられる本<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />路傍の石<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />涙なしでは読めない成長小説<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="stars" />路傍の石<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101060096/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><a name="more"></a>

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<title>土（長塚節著）についての着目点</title>
<description>長塚節の「土」という作品は、農民文学の最高峰と言われているものである。ただし、この小説なかなかに読みにくい。というか、ひたすら暗い話である。なぜ、読みにくいと書いたかというと、登場人物がかなりいて、しかもそれぞれのキャラクターが立っているのである。つまり、単純にだれが主人公なのかというのが分かりにくい。これについては、「『土』の主人公は、登場人物を取り巻く自然、風俗などすべてを含んだもの」という解釈をする人もいるくらいである。もしかするとそう考えるべきかもしれない。ただし、読...</description>
<dc:subject>読書感想文の書き方</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-04-04T09:59:48+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
長塚節の「土」という作品は、農民文学の最高峰と言われているものである。<br /><br /><br />ただし、この小説なかなかに読みにくい。<br /><br /><br />というか、ひたすら暗い話である。<br /><br /><br />なぜ、読みにくいと書いたかというと、登場人物がかなりいて、しかもそれぞれのキャラクターが立っているのである。<br /><br /><br />つまり、単純にだれが主人公なのかというのが分かりにくい。これについては、「『土』の主人公は、登場人物を取り巻く自然、風俗などすべてを含んだもの」という解釈をする人もいるくらいである。もしかするとそう考えるべきかもしれない。<br /><br /><br />ただし、読書感想文を書くとなるとやはり誰かを中心に据えないととらえどころのない冗長な物語に思えてしまうだろう。<br /><br /><br />この小説には展開らしい展開というものもないから余計なのである。<br /><br /><br />そういうことを鑑みながら、全体を通して、普通に考えると、おそらく主人公は勘次であろうと思われる。<br /><br /><br />ただ、お品が死ぬまでの場面はやはりお品の方がキャラクター性が高いような気がする。<br /><br /><br />お品は破傷風で死んでしまうので、お品を主人公から除外するとしても、おつぎの書かれ方が大変詳しいので、おつぎを中心に据えて読むことも可能だと思われる。<br /><br /><br />卯吉のキャラクターもかなりはっきりしているし、勘次と卯吉は始終反目しているのでその描写もかなり克明に記されている。<br /><br /><br />ただし、物語の終末で登場するのが勘次なので、勘次を中心に読んだ方が全体を理解しやすいかもしれない。<br /><br /><br />小説を書く技法として、「トリックスター」というものが使われることが多い。<br /><br /><br />というか、文学の一種常識的なものと考えることもできる重要なものである。<br /><br /><br />これは、主人公かどうかに限らずトリックスターは、社会秩序、文化秩序、道徳規範を破壊する存在として書かれることが一般的である。<br /><br /><br />では悪者なのかというと一概にそうとも言えない。<br /><br /><br />なぜなら、社会秩序、文化秩序および道徳的規範を破壊する一方で、文化の成立、秩序の確立をもたらすという役割を持っているからである。<br /><br /><br />いわゆる両義的存在である。<br /><br /><br />すると、このパターンに勘次はすっぽりとはまってしまっている気もするのだ。<br /><br /><br />もうひとつ、この「土」という作品全体を通してかなり重要な位置を占めているのが、地主の「お内儀さん」である。<br /><br /><br />地主の妻にしてはかなり仲裁者的な役割をしており、勘次をほぼ完全に支配している。<br /><br /><br />勘次もおつぎもお内儀さんには逆らうことができないし、またお内儀さんなしにはあらゆる社会生活もなりたたないくらい影響力が強い。<br /><br /><br />それは、物語の結末が、勘次とお内儀さんの会話になっていることでもよくわかる。<br /><br /><br />案外この「お内儀さん」の言葉や立場をどう読み取るかというのが、この作品を読む上での助けになると思われる。<a name="more"></a>

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<title>蟹工船にみる現代日本のワーキングプア</title>
<description>ワーキングプアという言葉がだいぶ流布しているようです。これは、「低賃金の労働者」という意味だそうで、おそらく和製英語と思われます。このワーキングプアというのはまさしく小林多喜二の蟹工船改版に登場する労働者と同じではないか！！という論議があり、書店では蟹工船の文庫（新潮社版）が大々的に宣伝されています。私はこのような現象を全く知らずに書店で乱立する文庫蟹工船を見て、いったい日本に何が起こったのだ！？と驚愕してしまいました。昨年の同時期にはこんな現象はありませんでしたし、むしろ「...</description>
<dc:subject>読書感想文の書き方</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-04-02T23:14:54+09:00</dc:date>
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ワーキングプアという言葉がだいぶ流布しているようです。<br /><br /><br />これは、「低賃金の労働者」という意味だそうで、おそらく和製英語と思われます。<br /><br /><br />このワーキングプアというのはまさしく小林多喜二の<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/02b08193.336baa0f.03a105d4.5608fe63/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1654572%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f11246685%2f" target="_blank">蟹工船改版</a>に登場する労働者と同じではないか！！という論議があり、書店では蟹工船の文庫（新潮社版）が大々的に宣伝されています。<br /><br /><br />私はこのような現象を全く知らずに書店で乱立する文庫蟹工船を見て、いったい日本に何が起こったのだ！？と驚愕してしまいました。<br /><br /><br />昨年の同時期にはこんな現象はありませんでしたし、むしろ「読書感想文を書くために、蟹工船をぜひ読みたいと思う学生はまず少数派であると思うし、現代社会に照らし合わせて、教養の面をのぞくとプロレタリア文学というものに多大な興味を示すことも少ないだろう」と言ったような紹介文を読んだ記憶すらあります。<br /><br /><br />マンガ版の蟹工船も出版されていますが、もちろん、蟹工船を読むなら小説版を読むべきです。<br /><br /><br />ただし、最初にあらすじをとらえる目的でマンガ版を読むのはよいでしょう。<br /><br /><br />しかしながら、本気で蟹工船の読書感想文を書くつもりならば、絶対に小説を読まなければとらえられない部分があるのです。<br /><br /><br />それは労働者の悲惨さです。<br /><br /><br />マンガの方でも労働者の悲惨さは必ず書かれているはずです。<br /><br /><br />しかしながら、ビジュアルというのは大変に美しいのです。<br /><br /><br />絵はきれいすぎるのです。<br /><br /><br />小説をよみ、そこに出てくる労働者の悲惨さを自分の頭の中でイメージしない限り、蟹工船の読書感想文を書いたとは言えないでしょう。<br /><br /><br />職が欲しくて就職斡旋所（口入れ屋など）に行くのに、なんだかんだと引っ張り回されて、蟹工船に乗り込んだときには「借金ができている」労働者。<br /><br /><br />職にありつくために「借金するはめになる状態」、しかもそれが普通、そんなことは現代では考えられないでしょう。<br /><br /><br />仕事がつらくて逃げ出そうとする若者。見つけたら手ぬぐいなどが支給されてることをどうどうと書き出した張り紙。<br /><br /><br />見つかった青年は、泣き声も出なく、顔が土気色になるまで便所に閉じ込められる折檻。<br /><br /><br />食事は極貧を極め、時化のときは汁物も支給されずぽろぽろの飯だけ。同船の管理者はきちんとした食堂で、きちんとした食事をとっているのに。<br /><br /><br />栄養状態が悪いために続々と脚気になる船員労働者。<br /><br /><br />雑夫として乗り込んでいるのは、労働運動などという言葉は聞いたこともない東北地方寒村の「品行方正な少年」たち。<br /><br /><br />そして、大人の船員労働者と雑夫の少年のねじれた関係。<br /><br /><br />みんな「素直な」人間だ。それは大人も少年も変わりない。自分たちの乗っている蟹工船の脇を護衛するように進んでいく大日本帝国の美旗を掲げた船が、自分たちをロシアから守ってくれるために存在するのではなく、自分たちを監視しているのだということにも気づかない素直な人間たち。<br /><br /><br />その人間たちの食事は貧しく、労働時間は長く、最初は一日おきだった風呂が、ひと月に一回にされるような不潔な状態におかれているのである。<br /><br /><br />しかもそこには、錦の御旗がある。<br /><br /><br />「蟹工船はただの缶詰作りの船ではなく、ロシアと戦っているのだ。だから、すこしのことで不平を言ったりしてはいけない」<br /><br /><br />しかしながら、だんだんと自分たちの状況に気づいていく労働者たちがそこにいた。<br /><br /><br />てっきり波にさらわれたと思った蟹漁の小舟は、実はロシア領の村で助けられたのである。<br /><br /><br />「社会主義は怖い。よくないものだ」と日本で叩き込まれた難破者たちを土地の人は優しく世話する。<br /><br /><br />「いったいどういうことだ？」という疑問につけ込むように片言の日本語を話す中国人がロシア人の言うことを通訳し、それを最初は疑い深く、そして最後には「そうだ！そうだ！」と賛同してしまう。<br /><br /><br />社会の底辺にいる蟹工船労働者にとっては、プロレタリアというものの説明をされているうちに、「まったくその通りだ」と納得してしまうのである。これが日本で禁じられている「赤化（せきか）」と呼ばれるものだというのは、うすうす気づいている。<br /><br /><br />彼らは再び蟹工船に戻り、ロシア人に助けられたとき、どのような話を聞いたか仲間に事細かに話して聞かせる。そして、みなその話を熱心に聞く。ひとり、船頭だけはそれが「赤化」であると分かっていたので、それとなく注意するが、反対に労働者たちに脅される始末だ。<br /><br /><br />そして時期が来ると労働者は立ち上がる。<br /><br /><br />労働者が勝った。かに思えた。<br /><br /><br />しかしそのとき近寄ってきた大日本帝国の美旗を掲げた船は、自分たちを助けるために来たのではなく、労働者の代表者を逮捕するために来たのだ。<br /><br /><br />このとき初めて信じるものは自分たちだけだと再確認した蟹工船労働者たち。<br /><br /><br />彼らはもう一度立ち上がる。<br /><br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101084017/suikei-22/" target="_top">蟹工船・党生活者 (新潮文庫)</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101084017/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41YRoqToaXL._SL160_.jpg" border="0" alt="蟹工船・党生活者 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">小林 多喜二<br /><br />新潮社  1954-06<br />売り上げランキング : 37<br /><br /><strong>おすすめ平均  </strong><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-5.gif" alt="star" /><br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="star" />今だからこそ<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="star" />さすがプロレタリア文学の名著！<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="star" />時代は繰り返す<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101084017/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br /><br />どうもこの蟹工船の労働者と現代の派遣の従業員を同一視するような傾向があるらしいが、はたしてそうだろうか？<br /><br /><br />それではあまりにも浅はかな知恵だと思う。<br /><br /><br />労働基準法があり、労働基準監督署があり、厚生労働省があり、裁判所がある現代の日本と、当時ではまったく労働者の意識は違うだろう。<br /><br /><br />「ワーキングプア＝賃金が低い」という等式が成り立つにしても、賃金が低いことのみをとりあげて、「ワーキングプアの原点は蟹工船の労働者と同じだ」などとはいえない。<br /><br /><br />小林多喜二は綿密な取材をして、この蟹工船を書いた。そういう面では限りなくノンフィクションに近いフィクションだと私は解釈している。<br /><br /><br />小林多喜二が蟹工船を書くにあたって取材したのは「蟹工船」であり、他の悲惨な状況におかれている労働者たちすべてを取材したわけではない。<br /><br /><br />地下活動をしていた彼だから、さまざまなプロレアりアートの知識は持っていただろう。それらが蟹工船という小説の内部に生かされているとしても、短絡的にとらえると、読書感想文全体が底の浅いものになってしまう危険性があることに留意すべきであろう。<br /><br />蟹工船のマンガ<br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578368/suikei-22/" target="_top">蟹工船 (まんがで読破)</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578368/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/512yvUuFrDL._SL160_.jpg" border="0" alt="蟹工船 (まんがで読破)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">小林 多喜二<br /><br />イースト・プレス  2007-10<br />売り上げランキング : 416<br /><br /><strong>おすすめ平均  </strong><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-5.gif" alt="star" /><br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="star" />劇画蟹工船<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="star" />わかりやすい<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="star" />浅川監督の描写に爆笑<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578368/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894691051/suikei-22/" target="_top">マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894691051/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51PBYRSQ74L._SL160_.jpg" border="0" alt="マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">小林 多喜二<br /><br />東銀座出版社  2006-11<br />売り上げランキング : 1016<br /><br /><strong>おすすめ平均  </strong><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-5.gif" alt="star" /><br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt="star" />映画化を切に望む<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="star" />読んでよかった<br /><img src="http://g-images.amazon.com/images/G/01/detail/stars-5-0.gif" alt="star" />大学生ばかりでなく、中学高校生にも。そして無論大人の方にも<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894691051/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><br />小説では新潮社版が一般的ですが、小さな文字が苦手な方は、文字が大きい本も出版されています。<br /><br /><table  border="0" cellpadding="5"><tr><td colspan="2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4807222368/suikei-22/" target="_top">蟹工船 (デカ文字文庫)</a></td></tr><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4807222368/suikei-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51MT01R1BEL._SL160_.jpg" border="0" alt="蟹工船 (デカ文字文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1">小林 多喜二<br /><br />舵社  2006-02<br />売り上げランキング : 8052<br /><br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4807222368/suikei-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><br />追記　蟹工船は教科書でも扱うことの少ない、つまり触れる機会が極端に少なくなったプロレタリア文学です。しかしながら、小説自体はそれほど長いものではありませんし、昔独特の漢字仮名遣いもそれほど難解ではないので読みやすい小説の部類ではあると思います。<a name="more"></a>

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<title>小説の登場人物と背景に着目する</title>
<description>小説には必ず登場人物（宮沢賢治作品のように登場するのが人間でないこともありますが）と物語がすすんでいく背景（場面）があります。登場人物は小説の主題を発展させたり、ストーリーを展開するために出てきます。ですから、登場人物の性格や行動または心理的なものについて多く描写されることが多くなります。また、背景（場面）というのは、登場人物の行動する時代や場所、事件の展開する時代や場所のことですが、これらは現代とは限りません。また、私たちの住む実世界と同じとも限りません。（スウィフトのガリ...</description>
<dc:subject>読書感想文の書き方</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-01-15T06:34:51+09:00</dc:date>
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小説には必ず登場人物（宮沢賢治作品のように登場するのが人間でないこともありますが）と物語がすすんでいく背景（場面）があります。<br /><br /><br />登場人物は小説の主題を発展させたり、ストーリーを展開するために出てきます。<br /><br /><br />ですから、登場人物の性格や行動または心理的なものについて多く描写されることが多くなります。<br /><br /><br />また、背景（場面）というのは、登場人物の行動する時代や場所、事件の展開する時代や場所のことですが、これらは現代とは限りません。また、私たちの住む実世界と同じとも限りません。（スウィフトのガリバー旅行記がよい例です）<br /><br /><br />この背景（場面）がどのようなものであるかによって、小説というフィクションの世界に真実性を与えているのです。<br /><br /><br />小説を読むときには漠然と読むのではなく、登場人物はだれなのか。またその中で主人公といえるのはだれなのかをとらえると読みやすいです。主人公をとらえることによって、主人公を際立たせる脇役の存在もとらえやすくなるからです。実はこの脇役の方が物語を読み込む上で重要なファクターになることも多いのです。<br /><br /><br />ストーリーが展開される時代については、ある程度予備知識を入れておくことも必要でしょう。<br /><br /><br />現代で通用する常識が時代によっては通用しないことは多々あります。また、国によって常識も違ってきます。<br /><br /><br />たとえば芥川龍之介の羅生門ならば、時代は平安期、場所は羅生門（実際には羅生門という場所はないので羅城門だと思っていいでしょう）と作品中に書いてあります。<br /><br /><br />平安期のいつかについては詳しく記述されていませんが、「当時はひととおりならず衰微していた」とありますから、どうも世の中が荒れていたころ、もしくは乱世であったこととが想像できます。<br /><br /><br />羅生門（羅城門）というのがなんなのか分かりにくいですが、とにかく平安時代なのですから、平安京のどこかであることは推測できます。<br /><br /><br />あとは、国語便覧などに平安京の概略図が掲載されていますから、それを見てみましょう。<br /><br /><br />すると、羅生門（羅城門）は平安京の南端にあることが分かります。<br /><br /><br />人々は大内裏に近いところに住んでいるでしょうから、大内裏からかなり離れた平安京の南端というと人々もあまり住んでいないような場所だということが分かります。<br /><br /><br />世の中が乱れている時代の、僻地ですから、あらゆる意味で荒廃しているだろうと想像できますね。<br /><br /><br />そうすると、登場人物である下人の心持ちもなんとなく寂しそうだなということがわかってきます。<br /><br /><br />そして、小説を読むときに案外助けになってくれるのが、登場人物の周囲の情景描写や自然描写です。<br /><br /><br />「雨は羅生門を包んで、遠くから、ざあっという音を集めてくる。夕闇はしだいに空を低くして、見上げると、門の屋根が、斜めに突き出した甍の先に、重たく薄暗い雲を支えている」<br /><br /><br />という部分を読むと、雨、夕闇、門の屋根といった「無生物」を擬人化することによって「動」のイメージが表現されています。それに対して下人は「雨やみを待ってい」るだけですから「静」のイメージですね。<br /><br /><br />本来であれば「動」くのは「人間」である下人なわけですから、「静」である下人には無気力感が漂ってきますし、無意志的な存在に見えてきます。<br /><br /><br />そして、「夕冷えのする京都は、もう火桶が欲しいほどの寒さである。風は門の柱と柱の間を、夕闇とともに遠慮なく吹き抜ける。丹塗りの柱にとまっていたきりぎりすも、もうどこかへ行ってしまった」という部分を読むと、「夕冷え」がし「風」も吹いていてたいへん寒く、さっきまで丹塗りの柱にとまっていた「きりぎりす」すらもどこかに行ってしまって、下人がたいへん孤独であることが分かります。<br /><br /><br />こうやって読んでいくと、登場人物と背景（場面）だけでも、登場人物の内的外的心理のかなりのことを読み取ることができます。<a name="more"></a>

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<item rdf:about="http://xn--qfusdt7mdub355g.com/article/78330864.html">
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<title>小説を構成する要素</title>
<description>小説というのはフィクションですが、それを書いた作家はなんらかの主張があってその小説を書いたはずです。まず、その点をしっかりと頭に刻んでおきましょう。ます、小説を構成する要素として一番重要なのは主題（メインテーマ）といわれるものです。主題とは、作者がその小説でいわんとしていることの中心となる思想のことです。ここに小説のポイントがあるといっても過言ではありません。しかし、小説には「この小説の主題は○○です」などと親切には書いていませんから、いったい主題はなんなのか。この小説で作者...</description>
<dc:subject>読書感想文の書き方</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-01-14T00:47:49+09:00</dc:date>
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小説というのはフィクションですが、それを書いた作家はなんらかの主張があってその小説を書いたはずです。まず、その点をしっかりと頭に刻んでおきましょう。<br /><br /><br />ます、小説を構成する要素として一番重要なのは主題（メインテーマ）といわれるものです。<br /><br /><br />主題とは、作者がその小説でいわんとしていることの中心となる思想のことです。ここに小説のポイントがあるといっても過言ではありません。<br /><br /><br />しかし、小説には「この小説の主題は○○です」などと親切には書いていませんから、いったい主題はなんなのか。この小説で作者はいったい読者に何を訴えかけているのかということを読み取ることが、読書感想文を書く上では必須条件です。<br /><br /><br />そして、主題の脇には副主題（サブテーマ）があることがあります。<br /><br /><br />これは、主題ほどは重要でないものの、主題を補うという意味ではたいへん重要な物ですし、主題を読み解く上で助けになってくれるような内容です。<br /><br /><br />そして、小説は筋によって進み、成り立って生きます。この筋のことをプロットといいます。<br /><br /><br />いわば、筋（プロット）とは、主題を最も効果的に表現するための仕組みで、筋は一般的に次のような順序でたてられていることが多いです。<br /><br />１　発端……話のはじまり<br /><br />２　展開……事件などが起こって、それがさまざまなふうに展開していく<br /><br />３　頂点……クライマックス。または「やま」ともいわれる。映画などでいえば、ここが見せ場である。<br /><br />４　結末……事件の結果。さまざまな事件がここで終止する<br /><br /><br />４には結末とありますが、必ずきちんとした説明がなされている場合だけではありません。<br /><br /><br />たとえば、樋口一葉には「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%80%80%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E4%B8%80%E8%91%89%E3%80%80%E3%81%AB%E3%81%94%E3%82%8A%E3%81%88&tag=suikei-22&index=books&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">にごりえ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=suikei-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」という作品がありますが、この小説は最後の部分でヒロインのお力と源七の棺が町を出て行きます。しかしふたりの死については明示されていません。ですから、いいようによっては、たいへん曖昧でミステリアスな終わり方をしているのです。<br /><br /><br />これなどは、すべての解釈は読者にゆだねているわけです。<br /><br /><br />こういった点では「にごりえ」という短い小説は、大変に奥の深い小説といえるでしょう。<br /><br /><br />だからこそ、「にごりえ」のようなで読書感想文を書くと高得点が見込めるのも事実ではありますが。<br /><br /><br />いずれにしても、読書感想文を書くときには、その作品の主題がなんなのかを見極めるように読み込むのが大切です。<a name="more"></a>

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<item rdf:about="http://xn--qfusdt7mdub355g.com/article/77874172.html">
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<title>小説とはなにか</title>
<description>小説とは、架空の人物を登場させながら事件を組み立て（ここでいう事件とは、いわゆるニュースで取り上げられる「事件」とは違う。出来事といったほうが分かりやすいかもしれない）、いろいろな人生の姿を描いているものである。こういった作品のことをフィクション（虚構）という。ノンフィクション（事実を文章にしているもの）と対をなす物である。小説は、人間の本当の姿追求しながら、人間の生き方を追求するという目的を持って書かれているので、小説を読むときには、「人間の本当の姿」「人間の生き方」という...</description>
<dc:subject>高得点のポイント</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-01-11T23:16:32+09:00</dc:date>
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小説とは、架空の人物を登場させながら事件を組み立て（ここでいう事件とは、いわゆるニュースで取り上げられる「事件」とは違う。出来事といったほうが分かりやすいかもしれない）、いろいろな人生の姿を描いているものである。<br /><br /><br />こういった作品のことをフィクション（虚構）という。ノンフィクション（事実を文章にしているもの）と対をなす物である。<br /><br /><br />小説は、人間の本当の姿追求しながら、人間の生き方を追求するという目的を持って書かれているので、小説を読むときには、「人間の本当の姿」「人間の生き方」というものを主眼に読むことが肝要である。<br /><br /><br />それらの解釈は多様であるから、どれが正しいとはいいにくいのはたしかである。<br /><br /><br />しかし、小説を読んで、自分がどう感じたか、どう思ったかということが一番大切なことであり、それを書くのが読書感想文である。<br /><br /><br />これらを鋭い視線で読み解き（そこにはもちろん幾多の逡巡や迷いが生じるだろうがそれも糧である）正確な日本語で読書感想文を書くことが一番大切であり、高得点をとる一番の近道である。<br /><br /><br />これらのポイントをふまえて、小説を読んで行った欲しい。<br /><br /><br />自分が重要だと思った部分をメモをしながらよんだり、重要だと思う部分にポストイット（付箋）などを貼りがなら読んでいくのも、あとで思考を整理しやすいので、もしよかったら試していただきたい。<a name="more"></a>

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<item rdf:about="http://xn--qfusdt7mdub355g.com/article/77118618.html">
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<title>老人と海 あらすじ</title>
<description>老人と海 ヘミングウェイ著老人と海あらすじキューバの老漁師サンチャゴは１人で漁に出た。１匹も獲れない不漁の日が84日も続き、それまで手伝ってくれていた少年にも見放されてしまったからだ。だが、この日、太陽が真上にきた頃、老人の仕掛けた網に獲物がかかる。網をつかんだ手応えから、それが余程の大物であることを感じとったサンチャゴは、慎重に網を引き、魚の様子をうかがう。サンチャゴは確かな手応えを感じ、網をたぐり寄せようとするのだが、魚も負けてはいない。どんどん舟を沖へ引っ張っていく。こ...</description>
<dc:subject>おすすめの本（海外の作品）</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-01-08T04:18:44+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
老人と海　ヘミングウェイ著<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102100040/suikei-22/ref=nosim/" target="_top">老人と海</a><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102100040/suikei-22/ref=nosim/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/21G31SK4G2L.jpg" alt="老人と海" border="0" /></a><br /><br /><br />あらすじ<br /><br />キューバの老漁師サンチャゴは１人で漁に出た。１匹も獲れない不漁の日が84日も続き、それまで手伝ってくれていた少年にも見放されてしまったからだ。<br /><br /><br />だが、この日、太陽が真上にきた頃、老人の仕掛けた網に獲物がかかる。網をつかんだ手応えから、それが余程の大物であることを感じとったサンチャゴは、慎重に網を引き、魚の様子をうかがう。<br /><br /><br />サンチャゴは確かな手応えを感じ、網をたぐり寄せようとするのだが、魚も負けてはいない。どんどん舟を沖へ引っ張っていく。ここから、老漁師サンチャゴと魚の死闘が始まるのだった。<br /><br /><br />日が落ち、朝が来ても状況は変わらず、魚は沖へ沖へとどこまでも舟を引っ張っていく。しかしサンチャゴもあきらめない。網をつかんで魚の様子をじっとうかがっていると、やがてその魚が姿をあらわす。<br /><br /><br />そこに姿をあらわしたのは、舟よりも２フィートも長い（長さ18フィート、重さ1500ポンドという解説あり）巨大なマカジキだった。<br /><br /><br />結局魚とサンチャゴの闘いは３日目に突入する。サンチャゴはついに魚に銛を打ち込み、銛は見事に命中したので、仕留めた獲物を舟にしっかりと縛り付けた。<br /><br /><br />しかし、サンチャゴの闘いはまだ終わっていなかった。今度は獲物を狙って姿をあらわしたとサメとの闘いが始まる。<br /><br /><br />サンチャゴはサメを相手に死闘を繰り広げるが、その闘いのうちに銛を失い、ナイフを失い……結局舟が港に着いたときには巨大なマカジキの骨が海に揺らめいているのだった。<br /><br /><br />＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br /><br />単純と言えば単純な話なのです。老漁師サンチャゴが漁に出て、巨大なマカジキを死闘の末につかまえ、すると今度はマカジキを狙ってよってくるサメを相手に闘いを繰り広げる。<br /><br /><br />もちろん、サンチャゴは漁師なのだからせっかくの獲物をサメに食べられてはたまらない。懸命にサメから魚を守ろうとするのだが……結局港に着いたときには巨大な魚の骨しか残っていなかった。<br /><br /><br />これだけの話なのだが、この話がなぜそんなに輝きを放っているかというと、それは最強の敵との闘いだからである。<br /><br /><br />相手が強ければ強いほどそれと闘う人間は輝く。モハメド＝アリの一番輝いた試合がジョージ＝フォアマンとの「キンシャサの奇跡」だと言われるのは、ジョージ＝フォアマンが最強であり、モハメド＝アリが最強の男と闘った試合だからである。<br /><br /><br />そうすると、闘いであるからにはそこには勝敗が生じる。はたしてサンチャゴは勝利したのか？<br /><br /><br />サンチャゴは漁に出て魚を捕まえ、それを持ち帰ることを目的に闘っていたはずだ。マカジキとの闘いでは勝ったかのようにみえたサンチャゴだが、サメとの闘いにやぶれ、マカジキは骨だけになってしまう。<br /><br /><br />これは果たして勝利といえるのかどうか。また、老漁師サンチャゴは負けたのだろうか？　負けたとすればいったい何に負けたのだろうか。<br /><br /><br />サメに負けたのだろうか、それとも「漁」そのものに負けたのか、やはり魚に勝ったとは言えないのか……<br /><br /><br />それを考えるだけで、きっと読み手は何度も逡巡するに違いない。<br /><br /><br />そして、何度も逡巡した後、読み手のあなたはサンチャゴに勝利を言い渡すのか否か。<br /><br /><br />陸に上がったサンチャゴはひれ伏し、創造主に己の存在を問いかける。<br /><br /><br />サンチャゴは果たしてどんな答えを期待していたのか。<br /><br /><br />人間と人間の闘いにおいて負けようとも、それは「人間」が勝ち「人間」が負けるだけである。<br /><br /><br />しかし、老人は「人間」と闘ったのではなかった。これは異種である「人間」と「魚」の闘いなのだ。勝つのが必ず「人間」である、人間対人間の闘いではない。<br /><br /><br />海という自然という大きな存在に対して闘いを挑んだ老人。その存在はちっぽけなものである。<br /><br /><br />しかし、その自然の向こうには「創造主」がどっしりと構えている。それが老人の世界なのだ。<br /><br /><br />そこまで逡巡しながら自分なりに読み込まないと、「老人と海」という優れた薄い本の感想を書いたとはいえないだろうし、良い点も付けられることはないと思われる。<a name="more"></a>

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<item rdf:about="http://xn--qfusdt7mdub355g.com/article/76273749.html">
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<title>それから</title>
<description>夏目漱石 それからそれからあらすじ長井大助は、大学卒業後、就職も結婚もせず、父親と兄からの仕送りで気ままに暮らしていた。大助は金銭のために働くことを「劣等な経験」だと馬鹿にし、自分が愛する美しいものだけに囲まれて暮らしている高等遊民である。平岡は、大助の中学時代からの友人で、以前は兄弟のような仲だった。平岡は大学卒業後銀行に就職し、三年前に結婚すると同時に関西に転勤してた。その後も手紙のやり取りはあったが、最近はそれも途絶えがちになっていた。その平岡が仕事に失敗し、別の職に就...</description>
<dc:subject>夏目漱石の本</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2008-01-03T22:55:08+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
夏目漱石　それから<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101010056/suikei-22/ref=nosim/" target="_top">それから</a><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101010056/suikei-22/ref=nosim/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/21tiYgMVOPL.jpg" alt="それから" border="0" /></a><br /><br /><br />あらすじ<br /><br />長井大助は、大学卒業後、就職も結婚もせず、父親と兄からの仕送りで気ままに暮らしていた。大助は金銭のために働くことを「劣等な経験」だと馬鹿にし、自分が愛する美しいものだけに囲まれて暮らしている高等遊民である。<br /><br /><br />平岡は、大助の中学時代からの友人で、以前は兄弟のような仲だった。<br /><br /><br />平岡は大学卒業後銀行に就職し、三年前に結婚すると同時に関西に転勤してた。その後も手紙のやり取りはあったが、最近はそれも途絶えがちになっていた。<br /><br /><br />その平岡が仕事に失敗し、別の職に就くために東京に戻ってきたのである。<br /><br /><br />平岡の妻、三千代は大助と平岡の共通の友達の妹で、大助は学生時代に三千代に恋心をいだいていた。<br /><br /><br />三千代と平岡の結婚については、平岡が三千代と結婚したい旨を大助に打ち明け、大助が自分の恋心を封じ込めてふたりの仲をとりもったという経緯があった。<br /><br /><br />平岡が東京に帰ってくると、大助は三千代と再会した。<br /><br /><br />三千代は産後間もなく子供を亡くしたうえ、心臓を患い、平岡との仲も冷えきっていた。生活にも困っているようなので、大助は経済的援助をするようになる。そうやって、何度も三千代と会ううちに、大助の彼女への恋心が再燃するようになる。<br /><br /><br />一方で、大助には縁談が持ち上がっていた。相手は資産家の娘で、これまで縁談を適当にあしらってきた大助に、今回は父親は強くこの縁談をすすめるのだった。<br /><br /><br />三千代への思いを抱いたまま結婚することはできないと考えた大助は、三千代へ自分の思いを告白する。三千代はそれを受け止めた。お互いの気持ちが確認できたので、大助は平岡に三千代を自分に譲ってくれるように頼んだ。<br /><br /><br />平岡は了解したが、大助を許したわけではなかった。大助と絶交するとともに、今回のことの経緯をすべて書いた手紙を大助の父親に送ったのだ。もちろん大助の父親は激怒し、大助を勘当した。これは大助がいままで当てにしていた仕送りを受け取ることがなくなったことを意味していた。<br /><br /><br />父親と兄からの仕送りが亡くなったからには、大助は働かなければならない。仕事を求め、炎天下に飛び出した大助は、世の中が真っ赤に燃えているように感じるのだった。<a name="more"></a>

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<item rdf:about="http://xn--qfusdt7mdub355g.com/article/72183509.html">
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<title>握手</title>
<description>井上ひさし著「握手」は講談社文庫「ナイン」に収録されています。ナイン (講談社文庫)あらすじ「わたし」は中学３年生の秋から高校を卒業するまで、ルロイ修道士が園長をつとめる天使園というカトリック系の児童養護施設に厄介になっていた。戦争直後のことで、戦勝国である白人でもあるにもかかわらず、敗戦国の子供のために泥だらけになって畑仕事をし、野菜を作り鶏を育てているルロイ修道士を、園児は最初「日本人の子供をアメリカのサーカスに売るのだ」などどいぶかしがったが、それが違うことに気づくのに...</description>
<dc:subject>おすすめの本（国内の作品）</dc:subject>
<dc:creator>ぼーば</dc:creator>
<dc:date>2007-12-11T06:18:26+09:00</dc:date>
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井上ひさし著「握手」は講談社文庫「ナイン」に収録されています。<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061846841/suikei-22/ref=nosim/" target="_top">ナイン (講談社文庫)</a><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061846841/suikei-22/ref=nosim/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/21DRCP1891L.jpg" alt="ナイン (講談社文庫)" border="0" /></a><br /><br /><br />あらすじ<br /><br />「わたし」は中学３年生の秋から高校を卒業するまで、ルロイ修道士が園長をつとめる天使園というカトリック系の児童養護施設に厄介になっていた。<br /><br />戦争直後のことで、戦勝国である白人でもあるにもかかわらず、敗戦国の子供のために泥だらけになって畑仕事をし、野菜を作り鶏を育てているルロイ修道士を、園児は最初「日本人の子供をアメリカのサーカスに売るのだ」などどいぶかしがったが、それが違うことに気づくのに時間はかからなかった。<br /><br />ルロイ修道士は本当であれば、終戦前に交換船でカナダに帰るはずだったのだが、日本の勝手な都合で交換船が廃止になり、丹沢に連れて行かれ、足柄茶やみかんを作らされる生活を余儀なくされていた。<br /><br />カトリック者は日曜日の労働を禁じられていたが、日本軍はそれを認めない。それだけではなく、ルロイ修道士の左の人差し指を木槌でうちすえ、その結果ルロイ修道士のその指は変な具合に曲がり、正常な爪も生えてこなくなってしまった。<br /><br />ルロイ修道士がカナダに帰国するまえの挨拶をしに、東京で働いている「わたし」を訪ねてきたときに、交換船の件などを謝ると、ルロイ修道士は「わたし」をたしなめるのだった。<br /><br />上野公園の近くにある西洋料理屋でルロイ修道士と会った「わたし」は、彼が「おいしそうですね」といいながらも、目の前のオムレツにぜんぜん手を付けていないことに気づく。<br /><br />「わたし」は昔、無断で天使園を抜け出してルロイ修道士の平手を食らったことなどを話す。「わたし」が天使園にいたころ、ルロイ修道士がこの仕草をするときは危険信号で、「おまえは悪い子だ」と怒鳴っているときだった。そして次に平手打が飛ぶ予兆でもあった。<br /><br />「仕事はうまくいっていますか」というルロイ修道士の問いに「まあまあです」と答えると、ルロイ修道士は「困難は分割せよ」という言葉を「わたし」に与える。その言葉で、「わたし」はルロイ修道士の命が長くないことを知り、昔の教え子たちとのお別れの儀式のためにこうやって訪ね歩いていることが分かってきたのだった。<br /><br />しかし、それを直接言う勇気のない「わたし」は、ルロイ修道士に日本で暮らしていて楽しかったことは何かと尋ねる。すると、彼は天使園で育った子供たちがこうやって世の中に出て一人前の働きをしているのを見ているときだと答えるのだった。<br /><br />その話のつながりから、昔、春先の天使園の門前に捨て置かれた上川一雄という園児の話が出る。彼は市営バスの運転手をしているのだが、ルロイ修道士が乗り合わせると、停留所でもないのに、天使園の前にバスを止めるだのという。「上川くんはいけない運転手だけれど、そういうときがわたしには一等たのしいですね」とルロイ修道士は言うのだった。<br /><br />逆に悲しいのは、天使園で育った子が大人になって結婚し、子供が生まれ、離婚し、その子供が重荷になって天使園に預けにくるためにくることだと言う。<br /><br />ルロイ修道士は別れ際、右の人差し指に中指をからめて掲げた。これは「幸運を祈る」「しっかりおやり」という意味の彼特有の指言葉だった。<br /><br />「わたし」は最後に死ぬことが怖くないかとルロイ修道士に尋ねると、彼はすこし赤くなりながらも、今まで神様を信じてきたこと、天国があると信じていること、にぎやかな天国に行くと思う方がよほど楽しいという趣旨の言葉を「わたし」に述べる。「わたし」は「分かりました」という言葉のかわりに右の親指を立て、ルロイ修道士の手を取って、しっかりと握り、腕を上下にはげしくふるのだった。<br /><br />上野公園の葉桜が散るころ、ルロイ修道士は仙台の修道院でなくなり、もうすぐ一周忌である。葬式で「わたし」たちに会って回っていたころのルロイ修道士は、身体中が悪い腫瘍の巣になっていたことを聞いたとき、「わたし」は知らぬ間に両手の人差し指を交差させ、せわしく打ち付けていた。<br /><br />＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br /><br />短い話ですが、一読する価値はあります。<br /><br />教科書にも載っている話なので、知っている人も多いと思います。<br /><br />私個人としては、この小説の「核」になっているのはアガペー（愛）だと思っています。その愛は見返りを求めず、愛するものたちのために与える愛です。ですから、ルロイ修道士の愛は園児たちに通じましたし、園児たちはそれを感じることができたのではないでしょうか。<a name="more"></a>

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