しかし、読書感想文を書くにあたって、問題なのは本を読むのはいいけれど、言葉の意味が分からないといったことが起こることです。
読書感想文に最適な本というと、やはり夏目漱石、芥川龍之介、川端康成、太宰治、カミュ、カフカ、トルストイといったところがあげられます。
これはどういう意味で最適かというと、これらの作家の本を読んで読書感想文を書いて提出した場合、その選書に文句をつける教師がいないからです。
しかしながら、先にあげた作家というのはみな難解な言葉を使います。
昔は特に難解な言葉ではありませんでしたが、日本人の学力が低下してしまった現在においては大変難解な言葉を使うことがあるのです。
そして、この難解な言葉というのは、実は難解というわけではなく、現在あまり使われることがないから難解に思えてしまうという面も多々あるのです。
そして、その言葉が実はその小説のキーワードだったりするわけです。
そういった知らない言葉を調べるために必要なのが辞書です。
ですから、読書感想文に限らず、基本的に国語を学習するときには国語辞典と漢和辞典を必要とするのです。
