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狭き門

狭き門  アンドレ=ジッド著

狭き門 (新潮文庫)


あらすじ

幼いときに父親を亡くしたジェロームは、叔父の家にしばしば遊びにいく。叔父の家にはアリサとジュリエットという姉妹がいるのもその一因だった。アリサは静かな性格で、姉よりもジュリエットは活発な女の子だった。ジェロームとアリサ、ジュリエットは本当の兄妹のように遊びながら成長する。


しかし、そのうちジェロームはアリサに対する恋心を抱くようになっていった。アリサもジェロームのことは好きなのだが、ジェロームの気持ちを素直に受け入れることができないでいる。その原因はアリサの母親にあった。


アリサの母親は父親以外の男性と親密な関係になり、その結果家を出てしまったのだ。アリサはそのような母の行為を恥じており、またそれはアリサに男女の関係を悪いものと考えさせるようになってしまった。


ジェロームはそんなアリサの複雑な気持ちを知り、「清く、正しい人間」になろうと心に誓う。


しかし、ジェロームの恋心がおさまったわけではなく、アリサに対する思いは大きくなるにしたがい、悩み苦しむ。


そんなある日、アリサは妹のジュリエットもまたジェロームに好意を抱いていることを知る。アリサは自分が身を引いて、ジュリエットにジェロームを譲ろうとする。しかしジュリエットはアリサを気遣い、ずいぶん年上の男性と好まぬ結婚をすることに決める。


3年後、叔父が死去したことを知り、ジェロームはフランスに戻り、アリサと再会する。しかしアリサへの思いを捨てきれないジェロームはアリサに求婚するが、アリサは「昔のことを思い出すのはよしましょう。もうページはめくられてしまったのです」と言って取り合わない。


それから3ヶ月後、ジェロームはジュリエットからアリサが死んだことを知らされる。そしてアリサの日記を渡されるのだが、その日記にはジェロームへの思いが切々と綴られていた。


10年後、ジェロームとジュリエットは南フランスのニースで再会する。ジュリエットは夫と3人の子供と一緒に幸せに暮らしていた。ジュリエットはジェロームが未だに独り身でいるのを知り「いつまで独身でいるつもり」と尋ねる。ジェロームはその問いに「いろんなことを忘れてしまうまで」と答えるのだった。


ジュリエットはそんなジェロームのために涙を流すのだった。

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アンドレ=ジッドは敬虔なプロテスタント信者でした。

狭き門というタイトルは、新約聖書のマタイの福音書7章13節と14節からとられたものです。

この「狭い」は英訳では narrow という言葉で訳されているのですが、欽定訳では strait という訳語が用いられています。

読書感想文の書き方

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