本来ならば、内容だけを加味できればよいのですが、なかなかそうもいきません。(この点ワープロ原稿提出の場合はかなり救われる面があります)
読む人も人間ですから、あまりたくさんのものを読んでいるのは飽きますし、またつまらないものをいくつも読みたくないというのが人情なのです。
内容の如何は学力やテクニックによるところが多いのでなかなか急に上達することは難しいのですが、ひとつだけなんとかなるものがあります。
それは字です。
日本人の場合、字のうまい下手というのは結構問題視されるのですが、字が上手だとかヘタだとかいう以前に、よみやすい文字かどうかを念頭に置きましょう。
これは決して読みやすい=字がうまいということではありません。
字はそれほどうまくなくても、字を大きめに書く(コレ重要)、丁寧に書く、楷書で書く、これらを守るだけでかなり見栄えが違います。
読む方も字がぐちゃぐちゃしていて読みにくいものは内容がよくても第一印象がよくありません。
マスにきちっと楷書で濃い字で丁寧に書いてあるだけで、評価はぐんとあがるのです。
薄くて小さな字でぐちゃぐちゃ書いてある読書感想文ほど高得点は望みにくいのです。